ハンダのめんどりさがし

アイリーン・ブラウン文・絵 福本友美子訳 
光村教育図書 2007年 幼児から

ケニアに住むルオ人の子どもをモデルに描いた絵本。ある朝、かわいがっているめんどりのモンディが見あたらず、ハンダは友だちのアケヨと一緒に捜しに出かける。鶏小屋の前ではチョウチョウを2ひき見つけたが、モンディはいない。つぎに穀物小屋の下をのぞいてみると、しましまネズミが3びき、でもモンディは見あたらない。トカゲ、コオロギ、カエル、ムクドリと、いろいろな生き物を見つけたけれど、モンディの姿はなく……。最後はあっと驚く楽しい結末。ゆったりと流れる子どもの時間と、アフリカの豊かな自然が描かれており、1から10までの数の絵本にもなっている。『ハンダのびっくりプレゼント』の続編。