ゾウのこども

ガブリエラ・シュテープラー写真・文 たかはしふみこ訳
徳間書店 <サバンナを生きる> 2016年 小学校中学年から

アフリカゾウの出産は、母ゾウを群れのなかまたちが灰色の壁のようになって周りを囲んで行われる。赤ちゃんゾウが自分の足で立ち上がり、乳を飲めるようになるとすぐ、群れは移動を始める。生まれたばかりの赤ちゃんゾウとともに、サバンナを行くゾウの群れを雄大な自然の中でとらえた写真絵本。日の出前から起きだして移動し、1日のほとんどを草を食べてすごすゾウたちが、リーダーを中心に細やかにコミュニケーションをとりながら暮らす様子を、生き生きとした文章でていねいに伝えている。巻末の解説では、密猟の問題、環境破壊にも言及し、人間とゾウがどのように共存していくべきかを問いかけている。