シマウマのこども

ガブリエラ・シュテープラー写真・文 たかはしふみこ訳
徳間書店 サバンナを生きる 2017年 小学校中学年から

野生のシマウマの生態を、1頭の子どもの成長に焦点をあてて描く写真絵本。シマウマの子は産み落とされてから5分で立ち上がり1時間たつと自分でお乳が飲めるようになるが、それでも迷子になったり、ハイエナやワニに脅えたりと、目が離せない。子どもたちの遊びや、大きな群れでの大移動、雄同士の戦いなども、セレンゲティやマサイマラで撮影した臨場感のある写真で紹介している。巻末には、さらに詳しい解説も載っている。

<サバンナを生きる>シリーズは全部で5点あり、3点をお薦めリストに入れたが、『キリンのこども』と『カバのこども』は、残念ながら写真と文が合わないところがあり、入っていない。