アフリカの大きな木バオバブ

アフリカの大きな木 バオバブ

ミリアム・モス文 エイドリアン・ケナウェイ絵 さくまゆみこ訳
アートン 2006年 小学校低学年から

アフリカの乾いた大地にどっしりと根を張り生きているバオバブ。そのバオバブに抱かれるように暮らす虫や動物たち。大きく広げた枝がつくりだす木陰ではインパラがとび跳ねスイギュウがまどろむ。長い年月、人間や動物たちにたくさんの恵みをあたえながら生きている大きなバオバブについて知ることができる美しい絵本。巻末の解説を見ると、バオバブは虫や鳥、動物のすみかになっているだけでなく、葉や花、実、根、樹皮などが人間にも様々に利用され、豊かな実りのシンボルとしてあがめられてきたことがわかる。アフリカ大陸に自生するバオバブの分布地図もついている。