モロッコのごはん

銀城康子著 高松良己絵
農山漁村文化協会 絵本 世界の食事 2010年 小学校中学年から

世界各国の家庭の日常的な食事を紹介するシリーズの1冊。モロッコでは昼食が一番大切な食事で、朝食後お母さんが作ったパン生地をパン屋さんへ持って行き、焼いてもらったパンをお父さんが昼休みに持ち帰り、煮込みやサラダなどのおかずで家族そろって食べる。タジン鍋料理やクスクスといったモロッコの食事の特色や、料理に多用するスパイスや毎日何度も飲むミントティーのこと、食事のマナーや行事の時の特別な食事のことなどが、イラスト入りでていねいに説明されている。巻末に、栄養バランスから見た日本の食事との比較や、パン屋さんの話など詳しい解説がある。