コーヒーを飲んで学校を建てよう:キリマンジャロ・フェアトレードの村をたずねる

ふしはらのじこ文・絵 辻村英之監修
実生社 2022年 小学校高学年から

キリマンジャロ山の西側にあるルカニ村では昔から野生の木の陰やウシの肥料を使い、森を破壊しない伝統的な方法でコーヒーを栽培していた。ところが1990年代からコーヒーの国際価格が下がり続け、コーヒーを栽培している人たちの生活は苦しくなった。日本から来た研究者のヒデ先生は村の窮地を知り、日本の企業にコーヒー豆を高く買ってもらうよう奔走する。絵本作家の著者が生き生きとした描写で文と絵を描いた産地訪問の記録。『コーヒーを飲んで学校を建てよう:キリマンジャロとルカニ村』(月刊「たくさんのふしぎ」20136月号/福音館書店)にフェアトレードプロジェクトの話や写真、販売店リストなども追加し、版元を変えて新たに刊行した。