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アンナのうちはいつもにぎやか:アンナ・ハイビスカスのお話
アティヌーケ作 ローレン・トビア絵 永瀬比奈訳
徳間書店 2012 年 小学校低学年から
主人公は、アフリカの少女アンナ。いっしょに暮らしているおじいさん、おばあさん、おじさん、おばさん、いとこたちはアフリカ人だが、お母さんはカナダ生まれの白人。アンナの下にはムチャとクチャという双子の男の子がいる。本書にはにぎやかな大家族に囲まれたアンナのお話が4つ入っている。作者はナイジェリア生まれの女性作家で、欧米や日本の作品とはひと味違う暮らしぶりや価値観を知ることができる。一つ気になったのは、どのお話も「アンナ・ハイビスカスはアフリカの女の子です」で始まること。アフリカといっても多様なので、ここはナイジェリア、あるいは西アフリカという言葉を出したほうがよかったのではないだろうか。
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