ノウサギの家にいるのはだれだ?
東アフリカに暮らすマサイの人たちの間に伝わる昔話。ノウサギが外から戻ると、家の前に足あとがついていた。「おいらの家にいるのはだれだ?」ノウサギがたずねると、「おれは、つよくてゆうかんな戦士だぞ」と家の中から声がする。ノウ […]
東アフリカに暮らすマサイの人たちの間に伝わる昔話。ノウサギが外から戻ると、家の前に足あとがついていた。「おいらの家にいるのはだれだ?」ノウサギがたずねると、「おれは、つよくてゆうかんな戦士だぞ」と家の中から声がする。ノウ […]
昔、かんばつに見舞われて動物たちが飢えていた時、カメがおいしそうな果実の木の夢を見る。物知りのおばあさんに、それは「オノモロンボンガ」という魔法の木で、木の名前を言って挨拶すれば実を食べさせてもらえると教わったカメは、魔 […]
日照りつづきで食べる物がなくなってしまった土地に、たわわに実をつけるふしぎな木が1本立っていた。お腹をすかせた動物たちはその木の下に集まるものの、どうしても実をとることができない。ノウサギが賢いカメに相談にいくと申し出た […]
むかしむかし、村から12人の男が、町へ粉をひきに出かけていった。帰り道、森の中を通りかかったとき、ひとりの男が、仲間がそろっているか気になり、人数を数えてみると11 人しかいない。今度は別の男がやっぱり自分を数えないまま […]
アフリカのいくつかの地域に伝わる昔話の絵本。何日も雨が降っていない平原で、おなかをすかせた動物たちが赤い実がついた木を見つける。でも、その木に巻き付いた大きなヘビは、木の名前を当てないと、どいてくれない。そこで動物たちは […]
5000年以上前に始まり、3000年も続いた古代エジプト文明。ピラミッドなどファラオ(王)の墓やパピルス紙に記録されたヒエログリフ(象形文字) を解読することで、古代エジプトの様々な物語が明らかになった。その中から、エジ […]
ウサギが、「ゴォーゴ」(バカ)という悪い言葉をやめさせるため、「ゴォーゴと言ったものはペランペランの皮になってしまうことにしよう」と、動物たちに提案する。翌日悪がしこいウサギは、畑を耕すと言って岩をたたいている。それを見 […]
5000 年以上前に始まり、3000 年も続いた古代エジプト文明。ピラミッドなどファラオ(王)の墓やパピルス紙に記録されたヒエログリフ(象形文字)を解読することで、古代エジプトの様々な物語が明らかになった。その中から、エ […]
わるがしこいウサギが、「ゴォーゴと人をばかにすることばがはやっている、ゴォーゴと言ったものはペランペランの皮になってしまうことにしよう」と、動物たちに提案する。翌日、ウサギはわざと岩をたたき、畑をたがやしていると言うと、 […]
『山の上の火』(岩波書店)所収の「しょうぎばん」を絵本化したもの。木の板にいくつかの丸いくぼみをつくったゲームボードを、ここでは原語どおりにガバタ盤と呼んでいる。日本の昔話「わらしべ長者」に似た物語で、主人公の男の子の持 […]
デンマークのエジプト学者が、「デモティック」と呼ばれる象形文字で書かれた物語を古文書から訳し、再話した絵本。昔、砂漠の中にいた大きくて強いライオンが、人間によってひどい仕打ちにあった動物たちに出会い、腹をたて、人間をさが […]
大きくて力の強い動物と、小さくて弱いカメレオンの知恵比べを、動きのあるユーモラスな絵で語る。動物たちの表情が豊かで楽しい。カメレオンはいつもヒョウとワニに意地悪をされるが、どんなに怒っても彼らには通じない。ある日カメレオ […]
蚊にばかばかしい話を聞かされたイグワナが、耳に木の枝で栓をしてしまったことから、ヘビがウサギ穴に逃げ込み、びっくりしたウサギが飛び出し、あげくの果てに、夜がいつまでも続くようになり……そして、どうして蚊が耳のそばでぶんぶ […]
昔々、太陽と水は仲よく地面の上に住んでいた。太陽は水の家を訪ねるが水は一度も太陽の家に来ないので、太陽がそのわけをたずねると、水は、家族が大勢なので広い場所でなければ訪ねられない、と答える。そこで太陽と奥さんの月は大きな […]
ガーナのアシャンティ地方の昔話の主人公で、クモ男とも言われるクワク・アナンセ(アナンシ)が活躍する愉快な絵本。その昔、空の王者ニヤメがすべてのお話を黄金の箱の中に入れて独占していた。アナンセはそのお話を買い取ろうと、クモ […]
クモのアナンシには6匹の息子がおり、遠目がきくもの、道をつくるもの、川を飲み干すものなど、それぞれ特殊な技能に長けている。あるとき旅先で危険な目にあったアナンシを、兄弟で力を合わせて救い出す。さてだれにごほうびをやったら […]
3000年以上前のエジプトの昔話。パピルスに記録された文書と、同時代のエジプト美術や壁画をもとにしてつくられた絵本。結末はパピルス文書が紛失しているため作者が創作した。鮮やかな黄と青を下地に、神話の世界のような絵で物語が […]
シマウマの体はなぜしま模様なの? そんな子どもたちの疑問にこたえてくれる、ユーモラスなケニアの昔話。その昔、動物はみんな、うすぼけた情けない色だった。ある嵐の日、ジャングルのまん中に巨大な洞穴が現れ、そこには無数の毛皮の […]
動物たちが仲よく暮らすニャサという湖の岸辺で、ある日、騒ぎが起こる。ゾウとカバが、それぞれ自分の大きさと力を自慢して暴れ出したのだ。おびえる小さい動物たちの中で、賢いカメは知恵を働かせ、2匹に綱引きを申し込む……。タンザ […]
昔、ひどく貧しい一家があり、男は悪霊の住む荒れ野を自分の麦畑にしようと決意する。まず足下のイバラを1本引き抜くと、地底から歌声が響いてきた。「おまえは、そこで、なにをしている?………いったい、………なにを?」男が答えると […]
マリの語り部が語る中世バンバラ王国の物語の再話に、ドゴンの祭司の家に生まれた画家が絵をつけた絵本。ジョレの村は、種まきの季節にも雨が降らない。その原因は、森に住むひとりの男の子の悲しい呪いの歌だった。バオバブの木に登り「 […]
「むかしむかし、あたまはひとりぽっちでした。」頭と腕と足と胴体は別々で、頭はごろごろ転がって動くしかない。ある日、頭は腕や足や胴体と出会い、「これでどう?」「それとも、こうかな?」と工夫を重ねて、ようやくひとつに。そして […]
少女フライラは、おかあさんと畑仕事の帰りに小さなヒョウタンを見つけ、取ってほしいと言うが、おかあさんはもっと大きくなってからと言い聞かせる。家に帰りふくれっ面をしているフライラを見て、おとうさんは取ってやったらいいと言う […]