2015年8月にドリームライブラリーを訪問した際、教科書を図書館にも入れてほしいという要望がありました。ケニアでは建て前としては教科書は無償で貸与されるはずで、都市部では確かにそうなっているのですが、農村部ではまだそうなっていません。シャンダ小学校でも教科書を持っている子どもは4人に1人という状態です。数少ない教科書は、成績のいい子に貸し出されたりするので、成績のかんばしくない子どもはますます置いて行かれるということにもなります。
なので教科書も入れてほしいという声が上がるのです。もちろんこれまでも教科書は購入して入れていましたが、その後改訂されたので新しいのがほしいというわけです。
そこで当プロジェクトでは約10万円分の教科書代を送って、選書を現地NGOドレスチコと現地の図書館委員会にお願いし、予算内で教科書を購入してもらいました。それが届いて子どもたちが喜んでいる写真が、解散直前のドレスチコから送られてきたので、お見せします。(5月5日に大きめの写真が送られてきたので、写真は取り替えました)
箱から新しい教科書を出すドレスチコのギルバートさんと、ライブラリアンのアイリーンさん。
シャンダ小学校校長のブリモ先生とアイリーンさん。
生徒たちが新しい教科書をあれこれ手に取って見ています。
喜ぶ生徒たちを見てうれしそうな顔をしているのは、ドレスチコのムヌベさんです。